探偵日記

調停・裁判で負けない証拠

基本的に浮気調査を行う場合、証拠を撮る回数はホテルや自宅の出入りが3回程度、状況によって最低でも2回はお勧めしています。

これは恐らくどこでどう調べても同じような内容が出てくるはずです。

当探偵事務所のホームページでも書いていますし、この内容は幾度となく発信しております。

ただし、複数回の証拠を揃えるとなると調査期間も若干長くなりますし、そのぶん調査料金も増えてしまいます。

ですが、絶対的に証拠は複数回揃えるべきです。

勿論、当事務所の利益のためにこのようなことを申しているわけではございません。

極論ですが、調査費用が20万か30万で1回のみの証拠で裁判を戦うのであれば、

その20万、30万は無駄になるので初めから調査はしないほうが良いと思います。

もし、1回ラブホテルの証拠があれば勝てますよ、と言って契約させようとする探偵事務所があるなら、

それは目先の契約欲しさなので、その探偵事務所とは絶対に契約することはお勧めしません。

以前実際にあったことですが、

ご依頼者様は30代の男性で対象者は同じく30代の奥様。調査の内容は浮気調査でした。

数日間調査を行い、奥様の浮気相手は独身で、その男性の自宅に出入りしていることが判明しました。

一度奥様が相手の自宅に出入りしている証拠を抑えた時点でご依頼者様に報告。

ご依頼者様は、

「証拠が撮れたなら打ち切ってもらって大丈夫です。」とのこと。

私はご依頼者様が離婚を前提としていることを聞いていたため、

「一度だけの証拠だとどうしても弱いので、最低でもあと1回は抑えたほうが良いと思うのですが」と提案。

しかしご依頼者様は、「弁護士に聞いても1回あれば勝てるってことなので、終了で大丈夫です。」とのこと。

本当に弁護士の助言かどうか定かではありませんが、もし本当にこれが弁護士の助言なら

その弁護士も相当ダメダメ弁護士ということは間違いありません。

ご依頼者様が終了と仰る以上、我々は調査を終了するしかありません。

その後その調査を報告書にまとめ、終了しました。

その1年後ぐらいでしょうか。ご依頼者様から連絡がありました。

「あの証拠では意味無いみたいです。」と。

詳しく聞いてみると、現在裁判中だが、裁判所から

「証拠不十分」として不倫の認定はされなかったとのこと。

こうなってからでは後の祭りです。過去の証拠は撮れないしどうしようもありません。

調停や裁判まで見越している場合はなおさら、複数回の証拠は必須です!!

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