少し前に、こんな依頼があった。
別の探偵事務所に依頼して、かなりの費用をかけて調査してもらったが、証拠が中途半端で使い物にならなかった。どうにかならないか——そういう相談だった。
当社で改めて調査を行い、最終的に証拠を揃えることができた。慰謝料請求も弁護士を通じて進めることができ、依頼者の方には喜んでいただけた。
ただ、その後に見せていただいた「最初に依頼した探偵事務所の調査報告書」に、正直言葉を失った。
報告書を見て、言葉を失った
その探偵事務所は、インターネットでよく広告が出てくる事務所だった。規模感のある会社に見える。料金も決して安くはなかった。
しかし報告書の中身を見たとき、「これが探偵事務所の報告書なのか」と思った。
具体的な内容をここに書くことは控える。しかし率直に言うと、報告書としての体をなしていない部分があった。日時・場所・対象者の行動という基本的な記録が、証拠として機能するレベルに達していなかった。
これでは弁護士に持っていっても、裁判・調停で使えない。慰謝料請求の根拠にならない。
依頼者の方は、その事務所にかなりの金額を支払っていた。その金額に見合う報告書ではなかった、というのが正直な印象だ。
報告書は探偵の「商品」である
調査報告書は、探偵事務所が依頼者に提供する「商品」だと私は思っている。
調査そのものがどれだけ大変でも、報告書がお粗末では意味がない。依頼者が手にするのは、調査の「過程」ではなく「結果」だからだ。
良い報告書には、最低でも以下の要素が揃っている。
①日時・場所・行動の明確な記録
「〇月〇日〇時〇分、対象者が〇〇ホテルに入場した」という記録が、時系列で明確に整理されている。曖昧な表現・推測による記述が混入していない。
②写真・映像の品質
対象者の顔・同行者の顔が明確に識別できる品質の写真・映像が含まれている。暗すぎる・ぼやけている・対象者が写っていないという問題がない。
③証拠として機能する構成
裁判・調停の場で弁護士が使えるよう、事実の記録と調査員の観察が明確に区別されている。
④複数回の記録
浮気の証拠はなぜ3回程度必要と言われるのかでお伝えしたように、複数回にわたる記録が含まれている。
広告の大きさと実力は比例しない
インターネットで上位に表示される広告、派手なウェブサイト、「実績〇万件」という数字——これらは調査報告書の品質を保証するものではない。
広告費をかけることと、調査の実力は全く別の話だ。
当社に依頼してくださる方の中に、「以前別の会社に依頼したが、証拠が使えなかった」という経験をお持ちの方が一定数いらっしゃる。費用だけかかって、手元に残ったのは使えない報告書だけ——そういう経験をされた方の話を聞くたびに、やるせない気持ちになる。
無料相談で必ず報告書のサンプルを確認してほしい
だから、探偵事務所を選ぶときに、ひとつだけお願いしたいことがある。
無料相談のとき、必ず調査報告書のサンプルを見せてもらってほしい。
真剣に証拠収集に取り組んでいる探偵事務所であれば、サンプルの報告書を見せることを嫌がらない。むしろ自信を持って見せるはずだ。
サンプルを見るとき、以下の点を確認してほしい。
①写真・映像の品質は十分か
対象者の顔・同行者の顔が明確に識別できるか。暗すぎる・ぼやけているものがないか。
②日時・場所の記録が明確か
「〇月〇日〇時〇分」という形で、時系列が整理されているか。曖昧な表現が多用されていないか。
③文章の質は十分か
事実の記録として読める文章になっているか。主観・推測が混入していないか。
④複数回の記録が含まれているか
1回だけの記録ではなく、複数回にわたる調査の記録が含まれているか。
「報告書を見て驚いた」という言葉
今回の依頼者の方が、当社の報告書を受け取ったとき、「以前の会社のものと全然違う」とおっしゃっていた。
その言葉は、正直うれしかった。
報告書は私たちの仕事の結晶だ。調査員が何時間もかけて対象者を追い、慎重に映像を記録し、正確に文章として整理する。その積み重ねが、1冊の報告書になる。
依頼者にその報告書を渡す瞬間は、いつも少し緊張する。「この報告書が、この方の次の一歩を支えることができるか」という気持ちがあるからだ。
報告書の品質に自信があるからこそ、サンプルを見てから依頼してほしいとお伝えできる。
まず無料相談にお越しください。報告書のサンプルをご覧いただいた上で、当社への依頼をご検討ください。
