同業者の悪口を言うつもりはありません。ただ、相談に来る方から「前に別の探偵社に頼んで、ひどい目に遭った」という話を聞くことが、残念ながら少なくありません。

探偵業界には、信頼できる事務所と、そうでない事務所が混在しています。依頼者の多くは、探偵への依頼が初めてです。どこが信頼できるのか、何を確認すればいいのか、分からないまま相談に行くことになります。

そこにつけ込む業者がいる——これが現実です。

同業者として恥ずかしい話ですが、知っておいていただくことが依頼者を守ることになると思い、書くことにしました。

悪質な探偵業者の手口

手口① 「業界最安値」「証拠が取れなければ0円」という広告

ホームページに「業界最安値」「1時間〇〇円から」という極端に安い金額を掲載している業者があります。しかし実際に面談に行くと、状況を聞かれた上で「この案件は難しいので」「複数の調査員が必要なので」という理由をつけて、高額な見積もりが提示されるケースが多いものです。

また、LINEや電話での問い合わせに対して「金額は面談でお伝えします」と答える業者も同じパターンです。金額を事前に教えない理由は、面談という状況を作り出し、そこで高額な契約を迫るためです。信頼できる事務所であれば、概算の金額をLINEや電話の段階でも説明できます。

さらに「成功報酬制・証拠が取れなければ0円」という広告も見かけますが、このような契約は実際には存在しません。本当にそのような条件で営業している事務所があれば、経営が成り立たないからです。

なぜこうした広告に騙されてしまうのか——それは依頼者が「悩んでいて冷静に判断できない状態」にあるからです。パートナーへの疑い、不安、怒り——そうした感情の中で「安く解決できるなら」という心理が生まれます。悪質な業者は、その心理につけ込んでいます。

確認すべき点:LINEや電話の段階で概算金額を説明してくれるか確認する。「面談しないと分からない」という業者は慎重に。「証拠が取れなければ0円」という広告は鵜呑みにしない。

手口② 過剰な不安を煽って高額契約を迫る

「この状況は非常に深刻です」「今すぐ動かないと証拠が消えます」「複数の調査員が必要な案件です」——こうした言葉で依頼者の不安を煽り、高額な契約を迫るパターンです。

初回相談で「今日中に契約しないと」という圧力をかける業者は要注意です。信頼できる探偵事務所であれば、依頼者が持ち帰って検討する時間を与えます。「今すぐ決めないと」という圧力は、それ自体が悪質な業者のサインです。

確認すべき点:初回相談で即日契約を迫る業者は避ける。複数の事務所に相談して比較する。「今日中に」という圧力に屈しない。

手口③ 調査をしていない・しているふりをする

実際には調査を行わず、インターネットで調べた情報や作り話を「調査結果」として報告するという、極めて悪質なケースがあります。

また調査は行ったが、実際の調査時間よりも長い時間を請求するという不正もあります。「8時間調査した」という請求に対して、実際には2〜3時間しか調査していない——こうしたケースも存在します。

確認すべき点探偵を選ぶなら報告書のサンプルを必ず確認してほしいでお伝えしたように、調査報告書のサンプルを事前に確認する。調査中の記録(写真・動画のタイムスタンプ)が正確かどうかを確認する。

手口④ 探偵業法の届出をしていない無届け業者

探偵業を営む際には、都道府県公安委員会への届出が義務付けられています。しかし届出をせずに営業している無届け業者が存在します。

無届け業者は、法律上の規制を受けないため、違法な調査手法を使う・個人情報を適切に管理しない・トラブルが起きても逃げる——といったリスクがあります。

確認すべき点:探偵業届出番号が明示されているか確認する。当社の場合、千葉県公安委員会届出第44070043号として届出を行っています。届出番号が確認できない業者は避けてください。

手口⑤ 違法な調査手法を使う

「確実に証拠を取れます」という言葉の裏で、違法な調査手法を使う業者がいます。

住居への不法侵入・盗聴器の設置・第三者の個人情報の不正取得——こうした違法な手法で取得した証拠は、裁判で証拠として認められないだけでなく、依頼者自身が法的責任を問われるリスクがあります。

「どんな方法でも証拠を取る」という業者は、依頼者を守るのではなく、依頼者をリスクにさらしていることを理解してください。違法な証拠収集もあわせてご確認ください。

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信頼できる探偵事務所の見分け方

① 探偵業届出番号が明示されている

ホームページ・名刺・事務所内に探偵業届出番号が明示されているかどうかを確認してください。届出番号が確認できる業者は、最低限の法律上の要件を満たしています。

② 料金体系が明確で、総額の上限が提示される

信頼できる事務所は、契約前に総額の目安・追加料金が発生する条件・上限金額を明確に説明します。「やってみないと分からない」という説明だけで具体的な金額が出てこない場合は注意が必要です。

③ 契約を急かさない

初回相談で即日契約を迫らない、持ち帰って検討する時間を与える——こうした対応をする事務所は、依頼者の立場を尊重しています。

④ 調査報告書のサンプルを見せられる

実際の調査報告書がどのようなものかを、事前にサンプルで確認できる事務所は信頼できます。報告書の質が、その事務所の調査の質を示しています。

⑤ 相談を断ることがある

信頼できる探偵事務所は、調査が難しいケース・法律上問題があるケース・依頼者にとって不利益になるケースでは、正直にその旨を伝えます。「どんな依頼でも受けます」という業者より、「このケースは難しい」「この方法は取れない」と正直に言える業者の方が信頼できます。

相談前にやっておくべきこと

複数の事務所に相談する

1社だけに相談して即決することは避けてください。複数の事務所に相談することで、料金・対応・信頼性を比較することができます。

無料相談を活用することで、費用をかけずに複数の事務所の対応を比較できます。

契約書の内容を必ず確認する

契約書に署名する前に、以下の点を必ず確認してください。

  • 調査の内容・期間・方法が具体的に記載されているか
  • 総額と追加料金の条件が明記されているか
  • キャンセル・解約の条件が明記されているか
  • 探偵業届出番号が記載されているか

口頭での説明だけを信じて署名することは避けてください。

不安なことは全て聞く

「こんなことを聞いていいのか」という遠慮は不要です。信頼できる事務所であれば、どんな質問にも誠実に答えます。質問に対してはぐらかす・不機嫌になるという対応をする業者は避けてください。

よくあるご質問

Q. 以前に別の探偵社に依頼して、高額な請求をされました。取り戻すことはできますか?

A. 状況によりますが、不当な請求であれば返金を求めることができるケースがあります。まずは弁護士または消費者センターへの相談をお勧めします。

Q. 探偵業届出番号はどうやって確認できますか?

A. ホームページや事務所内に掲示されているはずです。また各都道府県警察のホームページで、届出業者のリストを確認できる場合があります。

Q. 相談だけして、契約しなくても大丈夫ですか?

A. はい、相談だけで構いません。当社では無料相談を実施しており、相談したからといって契約を強制することは一切ありません。

まとめ

悪質な探偵業者の手口には、最初の見積もりを極端に安く提示する、過剰な不安を煽って高額契約を迫る、調査をしていないのに報告する、探偵業法の届出をしていない、違法な調査手法を使う——という5つのパターンがあります。

信頼できる事務所を選ぶためには、探偵業届出番号の確認、料金体系の透明性、契約を急かさない対応、報告書サンプルの開示——これらを確認することが重要です。

「どこに頼めばいいか分からない」という段階から、お気軽にご相談ください。当社は千葉県公安委員会届出第44070043号、創業30年・相談実績3万件以上の実績で、誠実な対応をお約束します。

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