最近、相談に来る依頼者の口から「婚外恋愛」「セカンドパートナー」という言葉を聞くことが増えました。「夫が婚外恋愛をしていたようで」「妻にセカパがいるみたいで」——以前は「浮気」「不倫」と言っていたものが、こうした言葉に置き換えられてきています。
はっきり言います。
どんな言い方をしても、やっていることは不倫です。
「婚外恋愛」という言葉が気になる理由
既婚者向けのマッチングアプリが増え、「婚外恋愛」「セカンドパートナー(セカパ)」という言葉が広まっています。
「不倫とは違う」「家庭を壊さないルールがある」「プラトニックだから問題ない」——こうした説明とともに、まるで新しいライフスタイルのように語られることがあります。
私がこの言葉に違和感を覚えるのは、言葉の響きによって「やっていることの本質」が見えにくくなるからです。
「不倫をしています」と言えば、ほとんどの人が「それは良くないことだ」と感じます。しかし「婚外恋愛をしています」「セカパがいます」と言えば、なんとなくおしゃれで、今どきで、受け入れられやすい雰囲気になる。
言葉が変わっただけで、やっていることは何も変わっていません。
現場から見た「婚外恋愛」の実態
長年この仕事をしていて、調査結果として見えてくるものがあります。
「婚外恋愛」「セカパ」として始まった関係も、調査をすればラブホテルへの出入りが確認されることがほとんどです。「プラトニックだから」「ルールがあるから」——当事者がどんな説明をしていても、現実はそうではないケースが多い。
また「家庭を壊さないルール」についても言わせてください。
そのルールは、配偶者には何の意味もありません。夫や妻が「婚外恋愛のルールを守っていた」としても、それを知った配偶者が受けるショックは、普通の不倫と何も変わりません。むしろ「おしゃれな言葉で包んでいた」という事実が、さらに傷を深くすることがあります。
法律は「婚外恋愛」を認めていない
法律の話をすれば明快です。
日本の法律に「婚外恋愛」「セカンドパートナー」という概念は存在しません。配偶者以外の異性と肉体関係を持てば不貞行為、肉体関係がなくても婚姻関係の平穏を害する程度の関係であれば慰謝料請求の対象になります。
「ルールを守っていたから不倫ではない」という主張は、法律上一切通用しません。詳しくは「婚外恋愛」「セカンドパートナー」は不倫と何が違う?をご覧ください。
「勘違いしている人」に伝えたいこと
婚外恋愛・セカパを「今どきのライフスタイル」として楽しんでいる方に、一つだけ伝えたいことがあります。
あなたの配偶者が同じことをしていたら、どう思いますか?
「婚外恋愛だから不倫じゃない」「セカパがいるだけだから大丈夫」——その言葉を、自分の配偶者から言われたとき、納得できますか?
おそらくほとんどの方が「それは違う」と感じるはずです。自分がやっていることを、配偶者にやられたら許せないとしたら——それはやはり、不倫です。
被害を受けている方へ
配偶者に「婚外恋愛だから不倫じゃない」「セカパだから大丈夫」と言われて困惑している方へ。
その言葉に惑わされないでください。法律上、あなたには慰謝料請求・離婚を求める権利があります。おしゃれな言葉で包まれていても、あなたが受けた傷は本物です。
まず証拠を確保することが重要です。気になることがあれば、一人で抱え込まずにまずご相談ください。
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