事例概要

  • 依頼者:40代男性(千葉市在住)
  • 調査対象:依頼者の妻(生命保険外交員)
  • 調査期間:1ヶ月・実調査6日間
  • 結果:顧客3人との不倫を確認・3名それぞれへの慰謝料請求・示談成立・離婚成立

助手席のコーヒーカップを見たとき、Uさん(40代・会社員)はしばらくそこから動けなかったといいます。

妻は一人で営業回りをしていたはずでした。なのに車の助手席に、飲みかけのカップが置いてある。誰かと一緒にいた。それ以外の説明がつきません。しかしUさんはその日、何も言いませんでした。

「言ったら終わりになると思ったんだと思います。確認したくなかったのかもしれない」

「仕事を頑張っている」という解釈が長く続いた

妻は生命保険会社の外交員として長年働いていました。個人の顧客宅や職場を一人で回る仕事で、成績も安定していました。もともと真面目な人で、Uさんはその仕事ぶりを信頼していました。

変化に気づいたのは、ある時期から帰宅が遅くなる日が増えてきた頃でした。「顧客のアポが夕方に入った」「夜に訪問できる顧客がいる」——理由はその都度もっともらしく聞こえました。

成績も上がっていました。「頑張っているんだな」と思っていました。しかし帰宅後の妻が、長時間外回りをしてきた人間らしくない。疲れた顔をしていない。むしろ上機嫌な日が増えていく。

スマートフォンの通知が頻繁に入るようになり、確認するたびに表情が変わりました。「誰のところに行ったの?」と聞くと、「顧客の個人情報だから言えない」と返ってきます。その言葉は正当で、反論できません。しかしUさんには、それが壁として機能していることがわかっていました。

スマホの変化で分かる浮気のサインでお伝えしたように、スマートフォンの扱いの変化は浮気のサインとして最も多く現れるものです。しかし外回り営業職の場合、「顧客の個人情報だから」という言葉が、確認することへの心理的なハードルをさらに上げてしまいます。

生保外交員という仕事が持つ「見えにくさ」

保険の外交員は、個人の顧客宅や職場を定期的に一人で訪問します。契約の締結だけでなく、保全・更新・相談対応と、長期的な関係構築が仕事の中心にあります。

顧客にとっても「自分のために来てくれる人」という感覚が生まれやすい環境です。人生設計・家族構成・将来の不安——保険という商品の性質上、深い話が自然に生まれます。距離が縮まるきっかけが、仕事の中に何度も埋め込まれています。

職場不倫⑦でお伝えした取引先・客先との不倫と同じ構造ですが、生保外交員の場合はさらに特殊な要素があります。「外回り中」という事実はどこにいても成立するアリバイになります。どのエリアを回っているか、誰のところに寄ったか——配偶者が確認する手段がありません。成績が上がっていれば、疑う気持ちをさらに抑え込みやすくなります。

Uさんが「言ったら終わりになると思った」と振り返ったのは、この見えなさの中で半年以上、自分を抑え続けてきたからでした。

調査の概要

Uさんから得られた情報は以下の通りでした。

  • 妻の勤務形態(外回り中心・午前から行動開始)
  • 帰宅が遅くなる曜日のパターン(火曜・木曜・金曜の夕方以降)
  • 妻が使用する車の情報

火曜日の午後から調査を開始しました。

初回調査(火曜日)

妻は千葉市内の住宅街を営業回り。数件の訪問をこなした後、夕方に特定のマンションへ向かいました。インターフォンを押して入室し、約1時間半後に出てきました。出てきたときの様子、化粧の直し方——調査員には、それが営業の訪問ではないことがわかりました。

2回目の調査(木曜日)

別のエリアで営業回りをした後、郊外の一軒家を訪問。同じパターンで約2時間。前回とは別の場所、別の相手でした。

3回目の調査(金曜日)

夕方に市内のホテルへ直行。ロビーで40代と思われる男性と合流し、そのままチェックインしました。この男性は、前の2回とは別の人物でした。

3回の調査で、3人の男性との接触が記録されていました。調査期間は1ヶ月、実調査は6日間でした。

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「一人とは思っていなかった」

報告を受けたUさんは、しばらく黙っていました。

「一人いるかもしれない、と思って依頼した。三人とは思っていなかった」

その言葉を口にした後、また黙りました。怒りというより、受け止めきれていない様子でした。

妻に証拠の存在を告げると、最初は否定しました。しかし日付・場所・行動を具体的に示すと、順番に認めていきました。「仕事の延長で、気がついたらそういう関係になっていた」という言葉がありました。

Uさんはそれを聞きながら、助手席のコーヒーカップのことを思い出したといいます。あのとき気づいていた。気づいていて、見ないようにしていた。

「もう信頼できる関係には戻れない」——Uさんの言葉は短かったそうです。

複数の相手と不倫していた場合、慰謝料請求はどうなるか

弁護士と相談の上、3名それぞれへの慰謝料請求という方針で進めました。

複数の相手への請求は、同一の婚姻関係の破綻に対するものであるため、請求額の合計が青天井になるわけではありません。ただし証拠が複数人分揃っていることで、「他の件も記録がある」という事実が交渉の場で機能します。Uさんのケースでも、3名それぞれとの示談が成立し、相応の慰謝料を受け取ることができました。

慰謝料請求の進め方については夫・妻の不倫相手に慰謝料は請求できる?をあわせてご参照ください。また示談交渉の進め方については不倫の示談交渉は弁護士なしでできる?もご覧ください。

外回り営業職の配偶者を持つ方へ——気をつけるべきサイン

今回の事例から、特に注意すべきサインをまとめます。

帰宅後の「疲れ方」のギャップに気づいたとき

長時間外出していたはずなのに上機嫌、疲れた様子がない——Uさんが最初に感じた違和感はここでした。外回りの仕事は体力的な消耗が伴うものです。帰宅後の様子が仕事量と釣り合っていないと感じたとき、それは見逃しにくいサインです。

「個人情報だから言えない」という言葉が盾になっているとき

正当な理由として受け入れやすい分、確認できない時間が長く続きます。外回り営業職の配偶者を持つ方にとって、この言葉が疑いを打ち消し続けることがあります。夫の浮気のサイン15選妻の浮気のサイン15選もあわせてご確認ください。

成績が上がっているときほど、疑いを打ち消しやすい

「頑張っているから」という解釈が、感じている違和感を上書きしていきます。成績向上という「見える成果」が、実態の確認を遅らせるという構造があります。

車の中・持ち物・レシートなど偶然目に入ったものが発端になることがある

Uさんの場合は助手席のコーヒーカップでした。こういった偶然の発見が、長期間抑えてきた違和感をつなぎ合わせるきっかけになることがあります。浮気かもしれない……そう思ったとき最初に確認すべき10のこともあわせてご参照ください。

よくあるご質問

Q. 複数の相手がいることが判明した場合、全員を調査してもらえますか?

A. 可能です。ただし対象が増えるほど調査日数・費用も変わります。まず一人の証拠を確保した上で、状況に応じて追加調査を検討するという進め方もあります。奥様の浮気調査のページからご相談ください。

Q. 複数の相手のうち、一人だけに請求することはできますか?

A. はい、可能です。証拠の強さ・相手の経済状況・手続きの負担などを考慮して、弁護士と相談しながら判断することをお勧めします。浮気・不倫の慰謝料はいくら請求できる?もあわせてご参照ください。

Q. 外回り営業の配偶者の行動を調べることはできますか?

A. 可能です。公道上での行動であれば、勤務時間中も調査の対象になります。どのエリアで何をしていたかを記録することができます。ご主人の浮気調査のページからお気軽にご相談ください。

Q. 「仕事の延長だった」という言い訳は慰謝料に影響しますか?

A. 影響しません。不貞行為の成立は行為の事実によって判断されます。動機や経緯の説明は、法的な責任を免れる理由にはなりません。不貞行為の法律上の定義と慰謝料請求の条件もあわせてご参照ください。

Q. まだ同じ会社に勤めている状態で、証拠は有効ですか?

A. 有効です。ただし顧客との関係が続いている可能性があるため、証拠の保全を早めに進めることをお勧めします。調停・裁判で勝てる証拠のページもあわせてご覧ください。

Q. 確証がない段階でも相談できますか?

A. はい、確証がない段階でのご相談が最も多くなっています。「外回りの様子がなんとなくおかしい気がする」という段階からお気軽にご相談ください。浮気調査を探偵に依頼する5つのメリットもあわせてご覧ください。

まとめ

今回の事例は、千葉市在住の40代夫婦のケースです。生命保険外交員として働く妻が、営業先の複数の顧客と不倫関係にあったことを、1ヶ月・実調査6日間で記録しました。3名それぞれへの慰謝料請求が示談で成立し、離婚が成立しました。

「外回りの仕事だから確認できない」という思い込みが、違和感を長く抱え込ませることがあります。Uさんが後から振り返ったように、気づいていながら認めたくない時間が長くなるほど、動き出すタイミングが遅れます。

違和感を感じたとき、一人で抱え込まずにまずご相談ください。当社は創業30年・相談実績3万件以上の実績で、確実な証拠の収集をサポートします。証拠収集については浮気・不倫の証拠収集完全ガイド、探偵への依頼を検討している方は浮気調査を探偵に依頼する5つのメリットもあわせてご覧ください。

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