事例概要

  • 依頼者:30代男性(八千代市在住)
  • 調査対象:依頼者の妻(30代・会社員)
  • 調査期間:約3週間・実調査7日間
  • 結果:職場の上司との不倫を確認・証拠確保・慰謝料請求

「LINEの通知音って、普通オフにしますか?」

相談に来たTさん(30代・男性)は、開口一番そう聞きました。

「うちの妻、ずっと通知音をオンにしていたんです。友達からLINEが来るたびに音が鳴って、正直うるさいなと思っていたくらいで。それが突然、完全に無音になって」

「なんで急に通知音を消したんだろう」

妻は地元の会社に勤める会社員です。職場の雰囲気も良く、上司にも恵まれている、という話をよくしていました。Tさんはそれを「仕事が充実しているんだな」と思って聞いていました。

変化が出始めたのは、2〜3ヶ月前からでした。

最初に気づいたのは、LINEの通知音でした。結婚してからずっと、妻のスマートフォンはLINEの通知音をオンにしていました。食事中に音が鳴る、就寝前に音が鳴る——それが当たり前の日常でした。

ある夜、Tさんは気づきました。最近、妻のスマートフォンから通知音が聞こえていない。いつの間にか、完全に無音になっていました。

「なんで急に通知音を消したんだろう、と思って。聞いたら『なんとなく』って言うんです。なんとなくって、何年もオンにしてきたのに」

その後から、妻のスマートフォンへの意識が変わりました。以前は通知が来ても後で確認していたのに、スマートフォンを常に手元に置くようになっていました。トイレにも持って行く、充電しながらもそばに置く。

「通知音を消したのに、スマートフォンは手放さない。それがどうしてもおかしくて」

帰宅時間の変化もありました。「今日は上司に仕事を頼まれて」「チームの飲み会があって」という説明が増えていました。残業や飲み会自体は以前からありましたが、頻度が上がっていました。

「全部つなげて考えると、なんかおかしいと思って。でも確信はなくて、ただ気になって仕方なかった」

調査の概要

Tさんから得られた情報は以下の通りでした。

  • 妻の勤務先・退社時間帯の目安
  • 帰宅が遅くなる日のパターン
  • 妻が使用する交通手段(電車)
  • 最近スマートフォンの扱いが変わったこと
  • 職場の上司について妻がよく話していたこと

帰宅が遅くなりがちな日に合わせて調査を開始しました。

1日目の調査

妻は定時より1時間ほど遅く退社しました。会社を出たところで、40代と思われる男性と合流しました。2人で居酒屋に入り、約2時間滞在。退店後、妻は男性とタクシーに乗り込み、八千代市内のホテルへ入場しました。チェックイン・滞在・退出の一連を映像で記録しました。

2日目の調査

同じパターンが繰り返されました。退社後に同じ男性と合流し、食事の後ホテルへ。前回と同じ男性であることが確認されました。

3日目の調査

昼休みの行動を確認しました。妻と同じ男性が会社近くのカフェで昼食をともにする場面を記録しました。業務時間中にも個人的な接触があることが確認されました。

4日目の調査

「チームの飲み会がある」という日に調査を実施しました。実際に複数の同僚と居酒屋に入りましたが、飲み会終了後に同じ男性と2人で別の店へ移動。その後ホテルへ入場しました。「飲み会」という説明が事実の一部を含みながら、実態を隠す言い訳として機能していたことが記録されました。

5日目・6日目・7日目の調査

同様のパターンが確認されました。退社後の密会・昼間のカフェでの接触・飲み会後の密会という複数のパターンが記録され、継続的な関係であることが明らかになりました。

後の確認で、男性が妻の直属の上司であることが判明しました。

調査期間は約3週間、実調査7日間でした。

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「通知音を消したのはそういうことだったんですね」

調査結果を報告したとき、Tさんはしばらく映像を見つめたまま、何も言いませんでした。

「上司か」

小さくつぶやきました。

「よく話していた人ですよね、その人。いい上司だって言っていた人ですよね」

しばらく間があった後、こう続けました。

「通知音を消したのはそういうことだったんですね。LINEが来ても音を鳴らしたくなかったから」

妻に証拠を突きつけると、しばらく沈黙した後に認めました。職場の上司と、2ヶ月ほど前から関係を持っていたことを。

「なぜ」というTさんの問いに、妻は「職場でずっとそばにいて、気づいたらそうなっていた」と言いました。

Tさんはその言葉を聞いて、それ以上何も聞けなくなったといいます。

「気づいたらって、気づかないように通知音を消していたのは自分じゃないかと思って」

「小さな変化」が教えてくれること

今回のケースで特徴的だったのは、発覚のきっかけが「LINEの通知音がオフになった」という非常に小さな変化だったという点です。

帰宅時間が遅くなった、スマートフォンを手放さなくなった——こういった変化は比較的気づきやすいものです。しかし「通知音がオフになった」という変化は、意識していなければ見逃してしまいます。

「以前はこうだった」という日常の感覚があるからこそ、わずかな変化に気づくことができます。Tさんが気づけたのは、毎日一緒にいるからこそでした。

スマホの変化で分かる浮気のサインでお伝えしたように、スマートフォンに関連した変化は浮気のサインとして最も頻繁に現れるもののひとつです。通知音のオン・オフという小さな変化も、その中のひとつです。

また職場の上司との不倫という構造についても特殊性があります。職場不倫④でお伝えしたように、上司と部下の関係には権力・評価・日常的な接触という要素が重なり、感情的なつながりが生まれやすい環境があります。「仕事の残業」「チームの飲み会」という説明が自然に通る環境が、発覚を遅らせます。

慰謝料請求の進め方

調査報告書を受け取ったTさんは、弁護士へ相談しました。

複数日にわたる退社後の密会・昼間のカフェでの接触・飲み会後のホテルへの入退場記録が揃っていたことで、妻も上司も否定することができませんでした。

上司への慰謝料請求については、同じ職場の部下が既婚者であることを知っていた事実が認定され、請求が成立しました。

「離婚するかどうかはまだ決めていない」とTさんは言いました。「ただ、まず責任を取らせることが先でした」

慰謝料は妻と上司の双方から受け取りました。

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こういう変化が重なったとき

LINEの設定が突然変わったとき

通知音・通知表示・既読設定——こういったLINEの設定が突然変わったとき、その変化の理由を考える価値があります。「なんとなく」という説明が返ってくるとき、その「なんとなく」には理由があることがあります。

スマートフォンを手放さなくなったとき

通知音を消したのにスマートフォンは常に手元に置く——この矛盾した行動は、「通知に気づかれたくないが、メッセージは逃したくない」という心理の表れです。夫の浮気のサイン15選妻の浮気のサイン15選もあわせてご参照ください。

「残業・飲み会」の頻度が上がったとき

以前より残業・飲み会が増えた、特定の曜日に帰宅が遅くなるパターンが固定してきた——その「遅くなる日」の実態を確認する価値があります。浮気かもしれない……そう思ったとき最初に確認すべき10のこともあわせてご参照ください。

よくあるご質問

Q. 妻の職場の上司が浮気相手です。調査できますか?

A. はい、対応しております。退社後・昼休みの行動確認を含む調査は通常の行動調査と同様に実施できます。奥様の浮気調査のページからお気軽にご相談ください。

Q. 職場の上司への慰謝料請求はできますか?

A. はい、できます。同じ職場の部下が既婚者であることを知っていた場合、慰謝料請求が認められます。夫・妻の不倫相手に慰謝料は請求できる?をあわせてご参照ください。

Q. 「飲み会があった」という説明が事実の一部を含んでいます。証拠になりますか?

A. 飲み会後の行動が問題です。飲み会自体が事実であっても、その後に密会・ホテルへの入退場があれば、不貞行為の証拠として有効です。

Q. LINEの通知音がオフになっただけでも相談できますか?

A. はい、その段階からのご相談が最も多いです。小さな違和感が重なった段階でご相談いただくことで、証拠を確保しやすい状態のうちに動くことができます。

Q. 証拠を確保してから離婚するかどうかを決めてもいいですか?

A. はい、その順番をお勧めします。まず証拠を確保した上で、離婚するかどうかを決める方は多くいらっしゃいます。証拠があることで、どちらの選択をしても有利な立場に立てます。

まとめ

八千代市在住の30代夫婦のケースです。LINEの通知音が突然オフになったという小さな違和感が発覚のきっかけとなり、約3週間・実調査7日間で職場の上司との継続的な不倫関係を証拠化しました。妻と上司の双方への慰謝料請求が成立した事例です。

担当調査員より

「LINEの通知音がオフになっていた」という話を聞いたとき、正直、鋭いなと思いました。

浮気をしている人は、スマートフォンの通知を隠そうとします。でも通知音をオフにするということは、逆に言えば「通知が来ていること」を意識しているということでもあります。Tさんはその逆説に気づいていた。

この仕事をしていると、「気づいた人」と「気づかなかった人」の違いは、観察力というより、パートナーへの関心の深さだと感じます。毎日一緒にいても、相手のことをちゃんと見ていなければ、通知音がオフになったことなんて気にも留めない。

「うるさいと思っていたくらいなのに」というTさんの言葉が印象的でした。邪魔だと思っていたものがなくなって、初めてその存在に気づく。人間ってそういうものかもしれないなと、報告書を渡しながら思いました。

小さな変化を「気のせいかな」と流さずに、ちゃんと引っかかってくれたTさんの感覚は正しかった。その感覚を信じてご相談いただけたことが、今回の結果につながりました。

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