事例概要
- 依頼者:20代女性(江東区在住)
- 調査対象:依頼者の夫(30代前半・会社員)
- 調査期間:約2週間・実調査4日間
- 結果:職場の女性との継続的な不倫関係を確認・証拠確保・慰謝料請求
「夫のスマホを見てしまったんです。見るつもりはなかったんですが、画面が開いていて」
相談に来たMさん(20代・女性)は、そう話し始めました。
「LINEに、明らかにおかしいやりとりが残っていました。職場の女性との不倫、間違いないと思います。でもその後すぐに暗証番号が変わって、もうスマホを見ることができなくなりました」
「スマホの暗証番号が変わった」という警戒のサイン
Mさんが夫のスマホを見たのは、画面がたまたま開いていた瞬間のことでした。意図して確認しようとしたわけではなかった。しかしそこに表示されていたLINEのやりとりは、言い訳のしようがない内容でした。
「職場の女性との不倫だということは、LINEの内容から明らかでした。でも証拠として使えるかどうか分からないし、スクリーンショットも撮れなかった」
さらに問題だったのは、その直後から夫がスマホの暗証番号を変えたことでした。
「明らかに気づかれたと思ったんでしょうね。それまで暗証番号なんてかけていなかったのに、突然変えて。もう絶対に見られないようにしている」
etc-04でお伝えしたように、監視されていることに気づいた相手が警戒を強めるというパターンは、調査の難易度を上げることがあります。スマホを見てしまったことで相手が警戒し始めた——この状況が、Mさんを追い詰めていました。
「でも私が見たのは事実だし、あのやりとりは絶対におかしかった。証拠を確保したいんです」
「動物園」という言葉
話を聞く中で、Mさんが気になっていることがもうひとつあると言いました。
「先週末、家族で動物園に行ったんです。夫も一緒に。楽しそうにしていたし、特におかしいことはなかった。でも……」
Mさんは少し間を置きました。
「夫のスマホで見てしまったLINEに、動物園のことが書いてありました。『今度一緒に行こう』みたいな内容で。しかもその動物園、先週家族で行ったのと同じところで」
家族で行った動物園に、翌週浮気相手を連れて行こうとしている——そういうことではないかとMさんは感じていました。
「家族と行くのは下見だったのかなって。そう思ったら、先週の動物園の記憶が全部汚れた気がして」
調査の概要
Mさんから得られた情報は以下の通りでした。
- 夫の勤務先・退社時間帯の目安
- 浮気相手が同じ職場の女性であること
- LINEのやりとりから、休日にも会っていること
- 動物園に一緒に行く約束をしていた可能性があること
スマホの暗証番号が変わり、夫が警戒していることが分かっていたため、より慎重な調査が必要な状況でした。
1日目の調査
平日の退社後の行動を確認しました。夫は定時より少し遅く退社し、そのまま直帰しました。この日は浮気相手との接触は確認されませんでした。
2日目の調査
退社後、夫は会社近くの居酒屋に入りました。先に店内にいた30代と思われる女性と合流し、2時間ほど食事をしました。2人で店を出た後、夫は女性をタクシーに乗せて見送り、自分は電車で帰宅しました。女性の顔・服装を記録しました。
3日目の調査(休日)
休日の行動を確認しました。午前中に夫が「ちょっと出かけてくる」と自宅を出たことをMさんから確認し、行動追跡を開始しました。
夫は電車で移動し、動物園の最寄り駅で下車しました。入口付近で待っていたのは、2日目に確認した女性と同一人物でした。
2人は動物園の入場券を購入し、園内を数時間にわたって回りました。食事・売店でのショッピング・記念写真——先週Mさんが家族と過ごした同じ場所で、夫は浮気相手と同じように過ごしていました。
動物園を出た後、2人は近くのホテルに入場しました。チェックイン・滞在・退出の場面を映像で記録しました。
4日目の調査
2回目の動物園訪問を確認しました。同じ女性との接触・その後のホテルへの入場を記録しました。複数回にわたる継続的な関係であることが証明されました。
調査期間は約2週間、実調査4日間でした。
「やっぱり下見だったんですね」
調査結果を報告したとき、Mさんは動物園での映像を確認しながら静かに言いました。
「やっぱり下見だったんですね、あの週末」
先週家族と一緒に動物園を歩きながら、夫はすでに「次の週は浮気相手を連れてここに来よう」と考えていたのかもしれない——その事実が、Mさんに重くのしかかっているようでした。
「楽しそうにしていたんですよ、あのとき。私も子どもも。夫も笑っていた。でも頭の中では別のことを考えていたんだ、と思ったら」
夫に証拠を突きつけると、最初は「ただの友達と遊びに行っただけ」と言いました。しかしホテルへの入退場記録・複数回にわたる映像を示すと、否定することができなくなりました。
職場の女性と数ヶ月前から関係が始まっていたこと。休日に会う機会が増えていたこと。動物園にも一緒に行ったことを、夫は認めました。
「暗証番号を変えたのは、気づかれたと思ったから?」とMさんが聞くと、夫は黙って頷きました。
スマホを見てしまった後の「正しい対応」
今回のケースで重要な教訓は、スマホを見てしまった後の対応です。
Mさんがスマホのやりとりを見た時点では、まだ決定的な証拠はありませんでした。見てしまったことを夫に気づかれ、暗証番号が変わってしまった——この状況は、調査をより難しくするものでした。
etc-03でお伝えしたように、証拠が揃う前に問い詰めてしまうことは、相手の警戒心を高め、証拠確保を困難にするリスクがあります。
しかしMさんは、スマホを見てしまったことを夫に直接指摘することなく、専門家への相談という判断をしました。この判断が、最終的に確実な証拠確保につながりました。
相手が警戒を強めている状況でも、プロの調査員による尾行調査は有効です。「もう遅いかもしれない」と思っている段階でも、まずご相談ください。
慰謝料請求の進め方
調査報告書を受け取ったMさんは、弁護士へ相談しました。
複数回にわたるホテルへの入退場記録・動物園での接触記録が揃っていたことで、夫も相手の女性も否定することができませんでした。
「動物園の映像が一番効いたと思います」と後日Mさんはおっしゃっていました。「家族で行った場所に浮気相手を連れて行っていたという事実が、弁護士の先生にも伝わったようで」
慰謝料は夫と不倫相手の女性の双方から受け取りました。
こういう変化が重なったとき
スマホの変化
- 突然スマホに暗証番号をかけるようになった
- 今まで暗証番号がなかったのに、急に変更した
- 特定のアプリにだけロックをかけるようになった
行動・態度の変化
- 休日の外出が増えた・外出先を具体的に言わなくなった
- 家族で行った場所について、その後話題にしなくなった
- 職場の特定の人物への言及が増えた・または突然なくなった
全体的な変化
- 「ちょっと出かけてくる」という外出の内容が曖昧になった
- 家族と過ごす休日の前後で様子が変わる
- LINEや通知の扱いが変わった
気になる変化が重なるようであれば、浮気度チェックで一度確認してみてください。また夫の浮気のサイン15選もあわせてご覧ください。
よくあるご質問
Q. スマホを見てしまい、相手に気づかれてしまいました。今から調査できますか?
A. はい、対応しております。相手が警戒を強めている状況でも、プロの調査員による行動調査は有効です。「もう遅い」と思っている段階でも、まずご相談ください。ご主人の浮気調査のページからお気軽にご相談ください。
Q. スマホで見た内容は証拠になりますか?
A. 取得方法によっては法的リスクを伴う場合があります。スマホで見た内容だけに頼るのではなく、行動調査による証拠確保をお勧めします。浮気調査でやってはいけない5つのこともあわせてご参照ください。
Q. 職場の女性との不倫が発覚した場合、慰謝料請求できますか?
A. はい、できます。職場の女性が既婚者であることを知っていた場合、慰謝料請求が認められます。夫・妻の不倫相手に慰謝料は請求できる?をあわせてご参照ください。
Q. 休日の行動を調査できますか?
A. はい、対応しております。休日の行動確認も、平日と同様に実施できます。まずご相談ください。
Q. 確証がない段階でも相談できますか?
A. はい、確証がない段階でのご相談が最も多くなっています。「スマホの暗証番号が急に変わった」という段階からお気軽にご相談ください。
まとめ
江東区在住の20代女性からの依頼です。夫のスマホにたまたま表示されたLINEのやりとりから職場不倫が発覚しましたが、直後に暗証番号が変更され証拠確保が困難な状況になりました。約2週間・実調査4日間で職場の女性との継続的な不倫関係を証拠化。家族で訪れた動物園に翌週浮気相手を連れて行くという行為も記録されました。
担当調査員より
「下見だったんですね」——Mさんのその言葉が、この事例で一番記憶に残っています。
家族と一緒に動物園を歩きながら、「ここはあの人も喜ぶかな」と考えていたとしたら。子どもの笑顔を見ながら、翌週の計画を頭の中で立てていたとしたら——そう考えると、胸が痛くなります。
調査員として心がけていることのひとつに、「依頼者が感じている違和感を大切にする」ということがあります。Mさんは「スマホを見てしまった」という後ろめたさを持ちながらも、確信に近いものを持って相談に来てくれました。その感覚は正しかった。
相手が警戒を強めていても、行動そのものを完全に隠すことはできません。「もう手遅れかもしれない」と思っている段階でも、諦めずにご相談ください。
