コミュニティの知人から連絡が来たのは、何でもない平日の夜でした。
「奥さんを最近よく見かけますよ」——それだけの一言でした。Lさん(30代・中国出身・IT系会社員)が知らない場所で、知らない人と一緒にいる妻の姿を、知人が目撃していた。
「やっぱりそうなのかと思いました。薄々、気づいていたので」
日本に来てから、二人の間に距離が生まれていた
上海から日本に移住して4年。最初の頃は二人で一緒に、言葉も文化も違う環境に慣れようとしていました。
妻はIT系の会社に就職し、日本語も早い段階で上達しました。職場の同僚との関係も良好で、日本の生活に自然と馴染んでいった。Lさんも日本語は問題なく使えましたが、仕事が忙しく、妻ほど外に広がる時間はありませんでした。
気づけば妻の話に、知らない名前や知らない場所が増えていました。疎外感というほど強いものではなかったけれど、以前のような「二人で同じ方向を向いている」という感覚が、少しずつ薄れていく感じがしていたといいます。
「妻が新しい世界を広げていくのは良いことだと思っていた。でもいつの頃からか、私の知らない場所に行っているような気がして」
WeChatの通知が、夜遅い時間に増えていった
在日中国人にとってWeChatは、日本でいうLINEと同じ——あるいはそれ以上に日常的なツールです。中国本土の家族との連絡、在日の友人とのやり取り、コミュニティのグループチャット——生活のあらゆる場面で使われています。
Lさんが最初に気づいたのも、WeChatの通知でした。
以前は中国の家族からのものがほとんどで、時間帯も読めていた。それがある時期から、夜遅い時間にも頻繁に届くようになりました。中国との時差は1時間です。深夜に来る通知は、国内の誰かとやり取りしている可能性が高い。
妻はすぐに確認して、別室で返信するようになりました。「誰から?」と聞くと「中国の友達」と返ってくる。ただ、以前からの友人であれば夫の前で隠す理由はないはずです。
帰宅が遅い日も増えました。「職場の同僚と」「中国人の友達と」という外出が週に複数回入るようになり、Lさんの知らない時間が増えていきました。
そしてコミュニティの知人からの一言。点と点がつながった気がしました。
SNS・オンラインを通じた不倫の構造については別シリーズでも解説していますが、WeChatのように日常的なツールが不倫の連絡手段になるケースは、発覚が遅れやすい傾向があります。
調査の概要
Lさんから得られた情報は以下の通りでした。
- 妻の勤務先・通常の帰宅時間
- 外出が増えた曜日のパターン(主に水曜の夜・週末の昼間)
- 妻が使用する交通手段(電車)
水曜夜の外出に合わせて調査を開始しました。
初日、妻は退勤後に直帰せず、江戸川区内の中国系レストランへ向かいました。30代と思われる男性と合流し、2時間ほど食事をした後、近くのホテルへ。チェックイン・滞在・退出の一連を映像で記録しました。その夜Lさんには「友達と食事して遅くなった」と連絡が入ったそうです。
翌週の週末にも調査を実施。妻が「買い物に行く」と言って外出した後、同じ男性と江東区内で合流。都内のホテルへの入場を確認しました。
3回目の調査では、男性の自宅マンションへの訪問も確認。複数の場面・複数日にわたる記録が揃いました。
後の調査で、相手は同じ在日中国人コミュニティで知り合った30代の男性であることが判明しました。妻と同じ出身地ではありませんでしたが、同じ言語で話せる者同士として親しくなり、WeChatでのやり取りが始まっていたようでした。
調査期間は3週間、実調査は7日間でした。
「在日外国人だから相談しにくい」——そのような心配は一切ございません。お気軽にご相談ください。
「なぜ自分に言ってくれなかったのか」
報告を受けたLさんは、映像を見ながら静かに頷いていました。
「やはりそうでしたか」という言葉の後、しばらく何も言いませんでした。
妻に証拠の存在を告げると、否定しませんでした。「日本での生活の中で孤独を感じていた」という言葉が出てきました。
Lさんはその言葉を聞きながら、「なぜ自分に言ってくれなかったのか」と思ったといいます。孤独を感じていたなら、自分も同じだったかもしれない。でもそれは、こういうことをしていい理由にはならない。
「中国では、こういうことは家族に知られると大変なことになる。だから余計に、どうすればいいかわからなかった」
弁護士に相談し、慰謝料請求と離婚手続きを日本の法律に基づいて進めることを確認しました。相手男性への請求は示談で解決し、最終的に離婚が成立しました。
「中国の家族には、しばらく言えないと思います」
その言葉は静かでした。怒りより、疲れた人の声でした。
在日中国人が日本の探偵事務所に依頼することについて
率直に書きます。在日中国人の方が日本の探偵事務所に相談することに、ためらいを感じる方は多いと思います。言語の問題、文化の違い、「外国の会社に個人的な話を打ち明けること」への抵抗感——そういった気持ちは自然なものです。
ただLさんのケースのように、日本に居住して日本で婚姻生活を送っている場合、調査も法的手続きも日本の制度のもとで進めることができます。日本語でご相談いただければ、在日外国人の方の調査にも対応しています。
慰謝料請求・離婚手続きを日本で進める場合、当社の報告書・映像は日本の弁護士・裁判所に提出できる形式で作成しています。「日本の探偵に頼んだ証拠が使えるのか」という不安についても、弁護士との連携を含めて対応可能です。
コミュニティ内での出会いをきっかけとした不倫の場合、「顔見知りが多い環境で調査がバレないか」という心配をされる方もいます。調査員の配置・行動には細心の注意を払っており、コミュニティ内に調査の事実が知られることはありません。
WeChatを使った不倫に出やすいサイン
夜遅い時間のWeChatの通知が増えたとき。中国本土との時差は1時間あります。深夜に頻繁に通知が届く場合、国内の誰かとやり取りしている可能性があります。通知音を消す・画面を伏せるといった行動が伴う場合は浮気のサインとして注意が必要です。
「中国の友達と」という説明が曖昧になったとき。以前は名前や関係が出てきていたのに、「中国の友達」という言葉だけになってきた場合。具体的に聞いても答えが出てこないとき、その曖昧さは何かを示していることがあります。
WeChatのモーメンツ(朋友圈)を見せなくなったとき。以前は共有していたのに、いつの頃からか見せなくなった。特定の相手への投稿を見られたくない、という心理が働いていることがあります。
在日中国人コミュニティへの外出が急に増えたとき。「同じ中国人同士だから」という説明は疑いを持ちにくくします。Lさんのケースも、コミュニティを通じた出会いが発端でした。浮気が発覚するきっかけとして、こうした日常の変化は多くの事例に共通して現れます。
よくある質問
Q. 日本語が話せる在日中国人であれば、相談できますか? A. はい、対応しています。日本語でのご相談・面談に対応しています。在日外国人の方からのご相談も、遠慮なくお申し付けください。
Q. 日本で取得した証拠は、中国での手続きにも使えますか? A. 中国での法的手続きに使用する場合は、現地の法律・手続きに従った対応が別途必要になります。日本の弁護士への相談と合わせて、必要に応じて中国側の専門家への確認をお勧めします。
Q. 相手も在日中国人の場合、調査できますか? A. 可能です。対象者の国籍に関わらず、日本国内での行動を記録する調査は実施できます。
Q. コミュニティ内の知人に調査の事実が知られませんか? A. 調査内容・ご相談内容は守秘義務のもとで管理しています。調査員の行動にも細心の注意を払っており、コミュニティ内に知られることはありません。
Q. 離婚を日本で進めた場合、中国側の手続きはどうなりますか? A. 日本での離婚成立後、中国側の婚姻登録の抹消手続きが別途必要になる場合があります。弁護士・大使館・領事館への確認をお勧めします。
まとめ
江戸川区在住・30代在日中国人夫婦のケース。日本での生活の中で広がった人間関係を通じて知り合った男性とWeChatでのやり取りが始まり、不倫関係に発展していた妻の行動を3週間・実調査7日間で記録しました。相手男性への慰謝料請求を示談で解決し、離婚が成立しました。
「在日外国人だから相談しにくい」という気持ちは、Lさんも最初に持っていたといいます。それでも動いた理由は、「このまま何も知らないでいることの方が辛かった」からだと話していました。
知りたいけれど、動き方がわからない。そういう段階でのご相談も、対応しています。


