「ディズニーに行っていたと聞いたとき、頭が真っ白になりました。私と子どもを置いて」
報告を受けたBさん(30代・女性)は、オンライン越しにそう言いました。関西から画面を通じて映像を見ているBさんの表情が、一瞬止まりました。
子どもはずっとパパに会いたがっていた。「次は必ず帰る」という言葉を、何度信じただろうか。
電話が短くなっていった
夫が浦安市に単身赴任して1年ほど。最初の頃は月に2〜3回帰ってきていました。それが半年を過ぎた頃から、「今週末は仕事が入った」「疲れたから向こうでゆっくりしたい」という連絡に変わっていきました。
子どもがパパに会いたがっていることを伝えると、「次は必ず帰る」と返ってくる。でも実際に帰ってくる回数は減っていくばかりでした。
電話の様子も変わりました。以前は夜に30分ほど話すことが多かったのに、「疲れてるから」「明日早いから」と短く切り上げるようになりました。LINEの既読がなかなかつかない夜が出てきて、返信が来ても素っ気ない。
「単身赴任だから寂しいのは当たり前、と思おうとしていた。でも何かが違うという感覚がずっとあって」
決定的だったのは、夫が久しぶりに帰省した週末のことでした。子どもと3人で過ごしていると、夫のスマートフォンに着信が入りました。夫はすぐに席を立ち、別室で短く話して戻ってきました。「誰から?」と聞くと「会社の人」とだけ答えた。
日曜日の昼間に、会社の人から。
その夜、Bさんは関西から当社に電話をかけました。
遠方からでも依頼できる
「関西に住んでいるんですが、浦安の調査をお願いできますか?」
遠方からの依頼は珍しくありません。調査は対象者の行動圏内で実施するものです。依頼者がどこに住んでいても、調査そのものには影響しません。
Bさんとは電話とLINEでやり取りしながら、面談はオンラインで実施しました。夫の単身赴任先の住所・職場の場所・帰省のパターン・最近の変化——これらの情報をもとに調査の方針を立てました。
単身赴任中の不倫については別シリーズでも解説していますが、配偶者の日常が見えにくい状況だからこそ、プロによる調査が力を発揮します。
調査の概要
Bさんから得られた情報は以下の通りでした。
- 夫の単身赴任先の住所(浦安市内のマンション)
- 職場の場所・通常の出勤・帰宅時間
- 帰省しなくなった時期と頻度の変化
平日の夜から調査を開始しました。
1日目、夫は定時後に帰宅。しばらくして30代と思われる女性がマンションを訪問しました。女性は夜に入室し、翌朝まで出てきませんでした。
2日目の朝、女性がマンションから出てきたところを確認。数分後に夫も出てきて、二人で同じ方向に歩いて出勤していきました。朝一緒に部屋を出て、並んで職場へ向かう——その場面が映像として残りました。職場の同僚であることが、この場面から確認できました。
3日目は土曜日に実施しました。夫と女性が昼前にマンションを出て電車で移動。向かった先は舞浜方面でした。東京ディズニーランドのエントランス付近で、二人が並んでいる場面を確認・記録しました。
関西では子どもがパパに会いたがっている。その週末に、夫はここにいました。
4日目は別の平日夜に宿泊・翌朝の出勤を再度記録。5日目は週末のレストランとホテル利用を確認しました。
実調査5日間で、宿泊・同行出勤・ディズニーデート・ホテル利用という複数パターンの証拠が揃いました。
「子どもがずっとパパに会いたがっているのに」
調査結果のオンライン報告で、Bさんはしばらく言葉が出ませんでした。
「ディズニーの映像を見て、泣いてしまいました。子どもがずっとパパに会いたがっているのに」
夫に証拠の存在を告げると、否定しませんでした。「単身赴任で寂しかった」という言葉が出てきましたが、Bさんには届きませんでした。
すぐに離婚という決断はできませんでした。幼い子どものことを考えると、そう簡単には割り切れなかった。
弁護士と相談した結果、まず相手の女性への慰謝料請求を優先することにしました。宿泊・同行出勤・ディズニーデート・ホテル利用という複数パターンの証拠が揃っていたことで、交渉は事実ベースで進めることができました。示談という形で相応の慰謝料を受け取りました。
夫については、単身赴任を解消して家族のもとに戻ること、相手との関係を完全に断つことを条件に、再構築を選びました。
「子どもにはパパが必要。でも次は絶対に許さない」
その言葉は、迷いながらも前を向いている人の言葉でした。
単身赴任中の不倫が見えにくい理由
単身赴任者の日常は、配偶者にはほとんど見えません。「今日は何してた?」「誰と会ってた?」という確認が電話やLINEでしかできない。しかも「仕事が忙しい」「疲れた」という説明は、単身赴任中であれば不自然に聞こえません。
帰省しなくなることも、最初は「仕事の都合」として受け入れられやすい。子どもに会いたがっているという事実を伝えても、「次は必ず帰る」という言葉が繰り返される——その繰り返しの中で、疑いを口にするタイミングを逃していくことがあります。
Bさんが「限界でした」と言ったのは、そういう時間が1年近く積み重なった後のことでした。
単身赴任中に出やすいサイン
帰省の頻度が落ち、理由が毎回違うとき。「仕事」「疲れた」という説明が週替わりで出てくるようになったとき、その理由の一貫性のなさが手がかりになることがあります。浮気のサインと照らし合わせてみてください。
電話・LINEの質が変わったとき。時間が短くなる、返信が遅くなる、内容が素っ気なくなる——こうした変化が重なるとき、何かが起きている可能性があります。浮気を疑い始めたときの心理については別記事も参考にしてください。
帰省したときによそよそしさを感じるとき。久しぶりに帰ってきたのに、家族との時間を楽しんでいる様子がない、スマートフォンを手放さない、早く戻りたそうな雰囲気がある。長く一緒にいた配偶者だからこそ気づける変化です。
週末に「仕事」「ゆっくりしたい」が増えたとき。単身赴任者の週末は本来自由な時間です。その週末に「帰れない理由」が繰り返し出てくるようになったとき、実際に何をしているかを確認する価値があります。
よくある質問
Q. 遠方に住んでいても調査を依頼できますか? A. はい、可能です。依頼者が現地に来る必要はありません。電話・LINE・メールでのご相談、オンラインでの面談に対応しています。調査は対象者の行動圏内で実施するため、依頼者の居住地は関係ありません。
Q. 単身赴任先の住所がわからなくても調査できますか? A. 職場の場所がわかれば、そこを起点に調査を組み立てることができます。住所が不明な場合でも、まずご相談ください。
Q. 夫ではなく相手の女性だけに慰謝料請求できますか? A. はい、可能です。再構築を選ぶ場合に相手だけに請求するという方針を取ることができます。誰に請求するかは弁護士と相談しながら決めることをお勧めします。
Q. 単身赴任の解消を条件にすることはできますか? A. 再構築の条件として求めることは可能です。ただし職場の都合もあるため、現実的な条件設定については弁護士と相談しながら進めることをお勧めします。
Q. 公共の場での映像も証拠になりますか? A. なります。ディズニーのような公共の場での行動を記録した映像は、二人の関係の継続性・親密さを示す証拠として機能します。ホテルへの入退場の記録と組み合わせることで、証拠としての説得力が増します。
まとめ
浦安市単身赴任・30代夫婦のケース。関西在住の妻からの依頼で、夫が単身赴任先に女性を泊まらせ朝一緒に出勤していたこと、週末にディズニーデートをしていたことを実調査5日間で記録しました。相手女性への慰謝料請求を示談で解決し、単身赴任の解消を条件に再構築を選びました。
「遠くに住んでいるから相談しにくい」という方は、Bさんもそう感じていたといいます。でも動けたのは、「このまま何も知らないでいることの方が辛かった」からだと話していました。
関西からでも、北海道からでも、対応できます。まずご連絡ください。


