依頼者は40代の男性、対象者は40代の奥様でした。
探偵事務所に浮気調査を依頼しようと思ったきっかけは、夜になると奥様が外出をするということから。
奥様は週に2~3回ペースで21時ぐらいになると外出。その理由は、子供も大きくなったので自分の時間を持ちたいと。
もっともらしいことを言いながらうきうきと出ていくそうです。
深夜1時ぐらいに帰宅することもあれば、朝の6時になることも。
相談を受けている時点で相当な確率で浮気・不倫が考えられました。
ご主人はあまりうるさいことは言いたくなく、ほとんど奥様の自由にさせていたとのことですが、これが結果的に悪いほうに出てしまったようです。
調査は平日10日間。
調査初日から動きはありました。
22時ぐらいに探偵調査員に依頼者から連絡。「もう少ししたら出そうみたいです」と。非常に強力的な依頼者です。
その連絡から5分ほどすると奥様が自宅マンションから出てきました。
奥様は自分の車に乗り、意気揚々と車を走らせます。探偵調査員は尾行調査の開始。
さて、これからが尾行技術の見せ所、と思ってすぐに奥様の車はあるアパートの駐車場に入ります。
そのまま車を止めるとそのアパートの1室に自分で鍵を開けて入りました。
なんと自宅から車で3分の場所です。はい、歩いても行ける距離です。
しかし室内の電気は奥様がつけたので、ここが浮気相手の自宅かどうかはまだわかりません。
探偵調査員が張り込みを続けていると、20分ほどで別の車が駐車場に車を止めて奥様が入った部屋に入ることを確認しました。
やはり男性です。そうです、この男性が浮気相手なんです。
男性は30歳前後で、車はまだ買ったばかりと思われる高級な車。
その日2人は朝の4時まで一緒にいました。そしてその時間、2人が揃ってアパートを出ました。どうやらこのアパートは浮気相手の自宅ではないようです。
すぐに探偵調査員が浮気相手の尾行を行うと、この浮気相手も車で5分という近所にちゃんと自宅はありました。
このように10日間のうち4日も浮気相手と接触している証拠を抑えることに成功。その中で浮気相手の身元も判明しました。
この男性、奥様より一回り以上年下です。そして男性の車は2か月ほど前に購入したことが判明しました。
そのことを依頼者に報告すると恐ろしい推測が・・・。
なんと約2か月前に、家庭の貯金から何も言わずに300万円もの大金が引き出されていたそうです。
このお金があの車に・・・と思うと依頼者はやはり奥様のことも浮気相手のことも許せなくなり、
無事に離婚。慰謝料もほぼ希望通りという結果になりました。