「一度浮気をした人は、また浮気をする」——こういった言葉を聞いたことがある方は多いと思います。実際のところはどうなのか、そしてどうすれば「また浮気するかもしれない」という不安に向き合えるのか——今回はこのテーマについてお伝えします。
浮気が発覚した後、再構築を選んだ方の多くが「また浮気するのではないか」という不安を抱えます。その不安は自然なものです。しかし「また浮気するかもしれない」という漠然とした不安を抱えたまま再構築を進めることは、精神的に非常に消耗します。
浮気を繰り返しやすい人には、一定の共通点があります。その共通点を知っておくことで、再構築を進めるべきかどうかの判断材料にしてください。もしすでに「また浮気された」という状況にある場合は、具体的な対処法を浮気・不倫を繰り返す夫・妻への対処法で解説していますので、あわせてご覧ください。
「一度浮気した人は繰り返す」は本当か
結論から言います。一度浮気した人が必ず繰り返すわけではありません。しかし、繰り返しやすい人とそうでない人がいるのは事実です。
浮気を繰り返すかどうかは、「浮気をしてしまった状況・背景・その後の対応」によって大きく変わります。
一時的な状況(転勤・単身赴任・特定の人物との接触)が原因だった場合、その状況が解消されれば繰り返すリスクは低くなります。しかし浮気をする「性質・習慣・心理的な傾向」が根本にある場合、状況が変わっても繰り返すリスクが残ります。
浮気を繰り返す人に共通する特徴
特徴①「バレなければいい」という価値観
浮気が発覚した後の反応として最も危険なのが、「バレてしまったから謝る」という態度です。
「バレなければ問題ない」という価値観を持っている人は、発覚後に表面上は謝りながらも、「次はバレないようにしよう」という方向に思考が向かいます。
確認すべきポイント:謝罪の言葉が「ごめんなさい」だけで終わっているか、「なぜ悪いのか」という根本的な理解があるか、「次はバレないようにする」という発言がないか。
特徴②自己中心的な思考パターン
浮気を繰り返す人に多く見られる共通点として、自己中心的な思考パターンがあります。
「自分が我慢するのが嫌だった」「相手が誘ってきた」「仕方なかった」——こうした「自分は悪くない・状況が悪かった」という思考は、行動への責任を外部に転嫁するものです。
この思考パターンが変わらない限り、同じ状況に置かれたとき、同じ行動を繰り返す可能性が高いものです。
確認すべきポイント:浮気の原因を「自分の問題」として認識しているか、相手や状況のせいにする言い方をしていないか、「自分が変わる必要がある」という言葉があるか。
特徴③過去にも浮気・不誠実な行動があった
過去の行動は、将来の行動の最も信頼できる予測指標のひとつです。
「実は付き合っているときにも浮気をしていた」「前の結婚でも浮気が原因で離婚した」「複数回の浮気歴がある」——こうした過去がある場合、繰り返すリスクは統計的に高くなります。
確認すべきポイント:今回が初めての浮気かどうか、交際中・結婚前にも不誠実な行動がなかったか、浮気の歴史を正直に話してくれているか。
特徴④「刺激・新しさ」への欲求が強い
新しい刺激・非日常・新鮮さへの欲求が強い人は、慣れ親しんだ関係(結婚生活)に飽きやすく、外に刺激を求める傾向があります。
「いつも新しいことを求めている」「マンネリに強い不満を感じやすい」「飽きっぽい性格」——こうした性質が根本にある場合、一時的に浮気をやめても、同じ欲求が生まれたとき再び外に向かうリスクがあります。
確認すべきポイント:日常生活でも「新しさ・刺激」への欲求が強いか、マンネリに対する不満を言葉にすることが多いか、「結婚生活がつまらない」という発言があったか。
特徴⑤感情コントロールが苦手
その場の感情・衝動をコントロールすることが苦手な人は、浮気を繰り返しやすい傾向があります。
「気持ちが高ぶったら止められなかった」「断れなかった」「流れでそうなってしまった」——こうした説明をする人は、状況さえ整えば同じことを繰り返す可能性があります。
確認すべきポイント:浮気の経緯を「衝動・流れ」で説明しているか、感情的になりやすい・衝動的な行動が多いか、「断れなかった」という受動的な説明が多いか。
特徴⑥謝罪の「深さ」が浅い
浮気が発覚した後の謝罪の質は、繰り返すかどうかの重要な指標です。
「ごめん、もうしない」という言葉だけの謝罪と、「なぜ浮気をしてしまったのか、自分のどこに問題があったのか、どう変わるのか」という深い謝罪では、意味が全く異なります。
確認すべきポイント:謝罪の言葉に具体性があるか、「何が問題だったのか」を自分の言葉で説明できるか、具体的にどう変わるのかという行動計画があるか。
特徴⑦浮気相手との関係を完全に断っていない
再構築を約束しながら、浮気相手との関係を完全に断っていない——これは浮気を繰り返す最大のリスクです。
「連絡先だけは残している」「職場が同じで顔を合わせる機会がある」「SNSでつながったまま」——物理的・デジタル的なつながりが残っている限り、関係が再燃するリスクは常に存在します。
確認すべきポイント:浮気相手の連絡先を完全に削除したか、SNSでのつながりをすべて断ったか、職場が同じ場合、部署異動・転職の意思があるか。
「また浮気するかもしれない」という不安への対処法
①誓約書・公正証書を作成する
再構築を選ぶ場合、口約束だけでなく書面での取り決めを行うことをお勧めします。
浮気相手との連絡を一切断つこと、再度浮気をした場合の慰謝料額の取り決め、定期的な報告・確認の仕組み——これらを誓約書として書面化し、公正証書にすることで強制力を持たせることができます。
②カウンセリングを活用する
浮気を繰り返す背景には、心理的な問題が潜んでいることがあります。
個人カウンセリング・夫婦カウンセリングを通じて、浮気をしてしまった根本的な原因に向き合うことが、繰り返しを防ぐための最も有効なアプローチのひとつです。
③「また浮気したら離婚する」という明確な線引きをする
再構築を選ぶとき、「また浮気したら離婚する」という明確な条件を設定しておくことが重要です。
この線引きが曖昧なまま再構築を進めると、「また許してもらえるだろう」という意識が生まれやすくなります。明確な条件を設定し、書面化しておくことで、抑止力として機能させることができます。
④「また浮気した」証拠を確保しやすい状況を整える
再構築後も「もしもの備え」として、証拠を確保しやすい状況を整えておくことをお勧めします。
「また浮気したら、すぐに調査を依頼する」という意思を持っておくことで、証拠がある状態での対応が可能になります。証拠の種類ごとの有効性については調停・裁判で勝てる証拠もあわせてご参照ください。
再構築を選ぶ前に確認すべきこと
「また浮気するかもしれない」という不安が強い場合、再構築を選ぶ前に以下の点を確認することをお勧めします。
①パートナーが「自分の問題」として認識しているか(浮気の原因を自分の問題として認識し、具体的にどう変わるかを示せているか)。②浮気相手との関係が完全に断ち切られているか(連絡先・SNS・物理的な接触の機会がすべて断たれているか)。③謝罪の深さに「本物の反省」があるか(表面的な謝罪ではなく、根本的な反省と変化への意志が感じられるか)。④自分が「再構築を選びたい」のか「選ばざるを得ない」のか(経済的な不安・子どものため・周囲の目——こうした外部的な理由だけで再構築を選んでいる場合、長期的に消耗する可能性があります)。
「許せるかどうか」という感情面の整理については浮気した夫・妻を許すべきかもあわせてご参照ください。
よくある質問
Q. パートナーが「もう繰り返さない」と言っていますが、信じていいですか?
A. 言葉だけでなく、この記事で挙げた特徴・確認ポイントに照らして判断することをお勧めします。過去の言動・浮気相手との関係の断ち方など、具体的な行動を確認してください。
Q. すでに2回目の浮気が発覚しました。今後の対応を知りたいです。
A. 実際に繰り返された場合の具体的な対処法・見切りをつけるタイミングについては、浮気・不倫を繰り返す夫・妻への対処法で詳しく解説しています。
Q. 誓約書は自分たちだけで作成できますか?
A. 作成すること自体は可能ですが、法的な効力を持たせるためには弁護士への相談をお勧めします。
Q. カウンセリングは夫婦で受けるべきですか、個人で受けるべきですか?
A. 状況によりますが、どちらも有効です。まずは個人カウンセリングで自分の気持ちを整理し、その上で夫婦カウンセリングを検討する方が多い傾向にあります。
まとめ
浮気を繰り返しやすい人に共通する特徴として、「バレなければいい」という価値観、自己中心的な思考パターン、過去にも浮気・不誠実な行動があった、刺激・新しさへの欲求が強い、感情コントロールが苦手、謝罪の深さが浅い、浮気相手との関係を完全に断っていない——という7点が挙げられます。
「また浮気するかもしれない」という不安を抱えたまま再構築を進めることは、精神的に非常に消耗します。誓約書・公正証書の作成、カウンセリングの活用、明確な線引きという3つのアプローチを組み合わせることをお勧めします。すでに繰り返しが起きてしまった場合の具体的な対応は、浮気・不倫を繰り返す夫・妻への対処法をご覧ください。
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