「夫のスマホにマッチングアプリは1つしか入っていないのに、なんだか怪しい」「妻のスマートフォンを確認したが、不審な点が見当たらない」「証拠を探しても何も見つからないのに、違和感が消えない」——マッチングアプリでの浮気を疑いながらも、決定的な証拠が見つからないという相談は少なくありません。

その理由のひとつが、既婚者が浮気をする際に用いる「複数アカウント」「サブ端末」といった巧妙な隠蔽手口です。一般的に想像される以上に、既婚者は発覚を避けるための工夫を重ねています。

この記事では、マッチングアプリを利用した浮気が発覚しにくい理由と、既婚者が痕跡を隠す具体的な手口について解説します。

なぜ「探しても見つからない」のか

配偶者が確認する場所は限られている

配偶者がスマートフォンを確認する際、通常チェックするのはホーム画面のアイコン・通知履歴・メッセージアプリの履歴程度です。

しかし浮気をしている既婚者は、まさにこの「配偶者がチェックする範囲」を意識して、痕跡を隠す工夫をしています。配偶者が見る場所には何も残さず、見ない場所にだけ証拠が存在する——このギャップが、「探しても見つからない」という状況を作り出しています。

一度見つかった経験がある人ほど巧妙になる

過去に浮気を疑われた経験がある、あるいは一度発覚した経験がある人は、その失敗を教訓に、より巧妙な隠蔽方法を学習する傾向があります。

「前回はここを見られて気づかれた」という経験が、次回はその部分を改善するという行動につながります。結果として、隠蔽の手口は人によって、また経験を重ねるごとに、より精巧になっていきます。

既婚者がマッチングアプリの痕跡を隠す主な手口

①サブのメールアドレス・電話番号での登録

マッチングアプリの多くは、メールアドレスまたは電話番号で会員登録を行います。

普段使っているメインのメールアドレス・電話番号とは別に、サブのメールアドレス(フリーメールなど)や、格安SIMなどで取得した別の電話番号を用意し、それでアプリに登録するケースがあります。この場合、普段使っているLINEや電話帳と紐づかないため、配偶者が気づくことはほぼ不可能です。

②非表示フォルダ・アプリロックの活用

スマートフォンの機能として、特定のアプリをホーム画面から見えにくくする、フォルダの中に隠す、あるいはアプリ自体にロックをかけるという方法があります。

最近のスマートフォンには、特定のアプリに個別の指紋認証・パスコードを設定できる機能や、アプリ自体を非表示にする「隠しフォルダ」機能を持つものもあります。普段配偶者が触ることのないこうした設定を活用することで、ホーム画面を見られても発見されないようにしています。

③通知設定の個別オフ

スマートフォン全体の通知をオフにするのではなく、特定のアプリの通知のみを個別にオフに設定する方法です。

この設定により、メッセージが届いても画面上に通知が表示されず、ロック画面や通知センターを配偶者が見たとしても、何も気づかれることがありません。アプリ自体は存在していても、その活動の痕跡が画面上に一切現れないという状態を作り出せます。

④サブ端末の使用

最も発覚しにくい手口のひとつが、普段使っているスマートフォンとは別に、もう1台のスマートフォンを用意する方法です。

職場に置いている、車の中に隠している、あるいは特定の引き出しに保管している——こうしたサブ端末は、配偶者が日常的に目にする「普段使いのスマートフォン」とは完全に切り離されているため、配偶者がいくら普段のスマートフォンを確認しても何も見つけることができません。

⑤アプリ内のメッセージ機能のみで完結させる

LINEなどの一般的な連絡先に交換せず、マッチングアプリ内のメッセージ機能だけでやりとりを完結させる方法も、隠蔽のための重要な手口です。

連絡先を交換しない限り、配偶者が日常的に確認するLINEの履歴には一切痕跡が残りません。実際に会う約束をする際も、アプリ内のメッセージだけで完結させることで、外部に証拠を残さないようにしています。

⑥利用後すぐにアプリを削除する

会う約束が成立した時点、あるいは関係が一段落した時点でアプリ自体を削除し、必要になったら再度インストールするという方法もあります。

アプリがスマートフォンに入っている期間を最小限にすることで、配偶者がたまたまホーム画面を確認するタイミングと、アプリが存在するタイミングが重なる可能性を減らしています。

それでも痕跡が残る場所

巧妙な隠蔽を行っていても、完全に痕跡を消し去ることは難しいものです。以下のような場所に、手がかりが残っていることがあります。

クレジットカード・電子マネーの明細

有料のマッチングアプリを利用している場合、課金履歴がクレジットカードや電子マネーの利用明細に残ります。

サブのメールアドレスでアプリに登録していても、決済手段までは完全に分離されていないケースが多く、見覚えのない会社名・サービス名での課金が明細に記載されていることがあります。

通信会社の利用明細

サブ端末を使用している場合でも、通信契約やWi-Fi利用の記録が、何らかの形で家計の支出として現れることがあります。

格安SIMの契約料金、新たに追加された通信費——こうした支出の変化が、サブ端末の存在を示唆する手がかりになることがあります。

行動パターンの変化

スマートフォン上の痕跡をどれだけ巧妙に隠しても、実際に人と会うという「行動」そのものを完全に隠すことは困難です。

外出の頻度、帰宅時間、外出時の身だしなみへの変化——こういった行動面の変化は、デジタル上の痕跡とは異なり、日常生活の中で配偶者が直接観察できるものです。

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デジタルの痕跡が見つからないときの対応

無断でのスマートフォン解析は法的リスクを伴う

「サブ端末があるはずだ」「隠しフォルダがあるに違いない」と考え、配偶者のスマートフォンを無断でロック解除し、徹底的に調べようとする方もいます。

しかしこうした行為は、不正アクセス禁止法に抵触する可能性があり、たとえ夫婦間であっても法的なリスクを伴います。また仮に証拠を見つけたとしても、違法に取得した証拠は裁判で使用できない場合があります。浮気調査でやってはいけない5つのこともあわせてご参照ください。

行動確認による調査が有効

デジタル上の痕跡を見つけることが困難な場合、実際の行動を確認する調査が最も確実な方法です。

サブ端末・複数アカウントといったデジタル上の隠蔽工作がどれだけ巧妙であっても、実際に相手と会う場面を直接記録することができれば、それが何よりも確実な証拠になります。

気をつけるべき変化

支出・金銭面の変化

  • クレジットカード明細に見覚えのない会社名での課金がある
  • 通信費が増えている、新たな契約があった形跡がある
  • 現金の使途が説明できない

スマートフォンの使い方の変化

  • 以前よりスマートフォンを神経質に扱うようになった
  • パスコード・指紋認証の設定を新たに行った、または変更した
  • 「会社支給」「予備機」などと説明される、見慣れない端末を所持している

行動面の変化

  • 外出の頻度・時間が変化した
  • 外出前の身だしなみへの気の使い方が変わった
  • 帰宅後の様子に違和感がある

気になる変化が重なるようであれば、スマホの変化で分かる浮気のサインもあわせてご確認ください。

よくあるご質問

Q. 配偶者のスマートフォンを確認しましたが、何も見つかりませんでした。それでも調査を依頼できますか?

A. はい、可能です。デジタル上の痕跡が見つからないことは、浮気をしていないことの証明にはなりません。サブ端末や複数アカウントを使用している可能性も含め、行動確認による調査をお勧めします。ご主人の浮気調査奥様の浮気調査のページからお気軽にご相談ください。

Q. サブ端末を持っているかもしれません。見つける方法はありますか?

A. ご自身で配偶者の持ち物を無断で調べることは、トラブルの原因になる可能性があります。クレジットカード明細などの確認できる範囲の情報をもとに、専門家による調査を行うことをお勧めします。

Q. クレジットカードの明細に見覚えのない課金がありました。これだけで慰謝料請求できますか?

A. 課金の事実だけでは、不貞行為の直接的な証拠とは言えません。実際にアプリで知り合った相手と会っているかどうかの行動確認が必要です。

Q. 配偶者のスマートフォンに別のロックがかかっていました。無理にでも解除して確認してもいいですか?

A. お勧めしません。無断でのロック解除は不正アクセス禁止法に抵触する可能性があり、また証拠として無効になるリスクもあります。専門家への相談をお勧めします。

Q. 確証がない段階でも相談できますか?

A. はい、確証がない段階でのご相談が最も多くなっています。「探しても見つからないが、なんとなくおかしい」という段階からお気軽にご相談ください。

まとめ

マッチングアプリを利用した浮気が発覚しにくい理由には、サブのメールアドレス・電話番号での登録、非表示フォルダ・アプリロックの活用、通知の個別オフ、サブ端末の使用、アプリ内メッセージのみでのやりとり、利用後すぐの削除——といった既婚者による巧妙な隠蔽手口が存在します。

スマートフォンを確認しても何も見つからないからといって、浮気をしていないとは限りません。デジタル上の痕跡を完全に消すことができても、実際に人と会うという行動そのものを完全に隠し通すことは困難です。

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