ご依頼者様は40代の男性。今回の調査対象者は40代の奥様。

夫婦の間にお子様は1人。中学生になる男の子がいる。

フルタイムで仕事をしている対象者は、平日は比較的早めに帰宅。しかし子供のごはんの支度が終わると1時間程度外出することもあった。ご依頼者様は近所に買い物に行っているだけだと思い、特には気にしていなかった。

基本的に土日が休みの対象者だが、土日のどちらかはほとんが休日出勤だった。会社は自宅から徒歩5分という近さもあり、ご依頼者様は休日出勤もあまり気にならなかった。

しかしある土曜日、いつものように対象者が休日出勤の為に自宅を出たあと、ご依頼者様がベランダにタバコを吸いに出た。ふと外を見ると、勤務先とは逆方向に歩いていく対象者を見た。そこで初めてご依頼者様は奥様の浮気を疑い始める。

しかし5年以上も前から頻繁に休日出勤をしていた奥様のため、イマイチ確信に触れることはできない。

だがどうしても納得できないご依頼者様は、奥様を問い詰めてしまった。当然奥様はしらばっくれ、営業である地域に行かなくてならず、会社には寄らずに直接営業先に行ったと答えた。

そこでご依頼者は様は当探偵事務所に調査を依頼。

翌土曜日、はやり休日出勤だという奥様。いつも通りの時間にマンションを出ると、なんと勤務先方面に向かった。我々調査員も尾行を開始。

しかし奥様はそのまま勤務先が入っているビルに入ってしまった。「今日は本当に休日出勤なのか・・・」と思いエレベーターに乗るまで確認しに行くと、なんと奥様はエレベーターに乗らずそのまま反対側の出入り口からビルを出たんです。

ご依頼者様に問い詰められた奥様は、【一応】警戒をして出勤するフリをしたようです。確かに自宅を出て勤務先のビルに入るまで、ちょいちょい周囲を警戒はしていました。

反対側の出入り口を出た奥様はひたすら歩きます。歩きます。

そして周囲をきょろきょろ警戒し、あるラブホテルの周囲を行ったり来たり。そしてそのラブホテルの裏通りの目立たない出入り口から入ることを確認しました。

ラブホテルに入ったのは午前9時。張り込むこと8時間。午後5時前にやはり裏口から出る奥様を確認。ちょうど同じタイミングで表の出入り口から1人で出た男性も確認。調査員はその男性を尾行し、後日勤務先まで突き止めました。すると対象者と同じ職場。これはほぼこと男が浮気相手で間違いない。

そして翌週。やはり土曜日に休日出勤の奥様。今回は相手の男の尾行をすると、男は8時に自宅を出て先週と同じラブホテルに入りました。調査員は部屋番号まで特定。401号室に入る証拠を撮影。それから30分後、このラブホテルに現れた奥様は、やはり401号室に入りました。もちろんその映像もゲット。

そうして合計3回の証拠を揃え、ご依頼者様は奥様を問い詰めました。すると、なんとこの男とは6年も前から関係が続いていることが判明。

その後相手の男から慰謝料を取り、奥様とは離婚に至りました。ちなみに相手の男も既婚者ですが、その家庭がどうなったかは不明です。

男性は奥様の浮気に気がつきにくいと言われていますが、もっと早めに疑いを持てば違った結果になっていたのかもしれません。